京都産業大学様へ Advanced Filtration(排気フィルターユニット)を納品しました

京都産業大学様のファブスペース「RE:DIRECTION」へ、Prusa CORE One用の排気フィルターユニット「Advanced Filtration for Prusa CORE One」と、交換用のHEPAフィルターを納品しました。人が同じ部屋で長時間過ごす場所に3Dプリンターを置くとき、判断が要るのは造形性能だけではありません。
スペック表に出てこない、空気の話
3Dプリンターの導入検討では、造形サイズや精度が話題の中心になります。一方で、実際に運用を始めてから効いてくるのが、印刷中に出る臭いと微粒子です。 とくにASAやABSは、印刷中のVOC(揮発性有機化合物)とUFP(超微粒子)の放出が、PLAと比べて多いとされる材料です。密閉型のプリンターは造形の安定性では有利ですが、庫内にこもった空気は最終的にどこかへ排出されます。人が長時間同じ部屋にいる環境では、その排気をどう扱うかが設置場所の検討に直結します。
納品した内容
Advanced Filtration for Prusa CORE One
CORE Oneシリーズ(Prusa CORE One / CORE One+ / CORE One L+)の背面排気部に取り付けるアドオンです。HEPAフィルターと活性炭フィルターの2段構成で、HEPAが微粒子を、活性炭が臭いのもとになる成分を捕らえます。HEPAフィルターの捕集効率は、メーカー公表値で99.9%です。
交換用HEPAフィルター
HEPAフィルターは稼働時間およそ600時間ごとの交換が目安です。ユニットから取り外して交換でき、フィルターのみの追加供給にも対応しています。

教育・研究の現場での意味
材料の選択肢が広がります。 臭いを避けてPLAやPETGを選んできた場合でも、屋外で使うものや熱がかかる部品にASAを使う、という判断がしやすくなります。 学生が入れ替わりながら使う環境では、年度をまたいで同じ状態を保てるかが効いてきます。フィルターなどの消耗品や交換部品は、継続して供給できることも選定時に確かめておきたい点です。 なお、フィルターユニットは排気に含まれる微粒子と臭いを低減するものであり、室内の換気設備を置き換えるものではありません。 設置環境に応じて、換気とあわせてご検討ください。
アクセサリ・消耗品のみのご相談も承ります
TSUKUMでは機材本体の販売だけでなく、フィルター・ノズル・プリントシート・フィラメントなどの消耗品、およびアクセサリ類の供給にも対応しています。 大学・高等専門学校・研究機関では、年度単位の予算執行や所定の様式での見積提出など、一般企業とは異なる手続きが必要になる場合があります。そうした事務手続きを含めてご相談いただけます。
